2014年

3月

08日

「たいしたこと」

 (いつものごとく)お久しぶりのブログです。その上、会員の方にお送りした(する)会報の「編集後記」ほぼそのままでございます。

でも、ここにも載せようと思ったので載せますね。とても私的なことです。

 

私事ですが、先日無事に修士論文を提出、発表いたしました。タイトルは「施設入居高齢者のためのグループ『音楽とおしゃべりの会』の探索的研究~パーソンセンタード・アプローチの視点から」です。京都でのフィールド(つまりは音楽療法分野)と下関で学んでいること(つまり臨床心理学…の中のパーソンセンタード・アプローチという視点)を合体させたものになりました。「なりました」というか「しようとしました」という方が正しいかもしれません。

 

書いていくことは、なかなか苦しい作業でもありました。私の指導教員(村山正治先生)には、「主観が大事」「自分が経験したことを丁寧に描きなさい」と何度も何度も言われたのですが、「そんなに大したことはしていないし…」という思考がすぐに入ってきてそれと格闘する…という体験でした。

 

終えた今、それを自分がすることによって、自分の考えや価値観を大切にしながら、相手のことを大切にしようと関わっている人たち (音楽療療法など)に、「それ、大したことやで!」と言えるような足がかりとなれば良いなあということを思ったりしています。

 

 もう一つ、先日、日本音楽療法学会近畿支部の大会で、石村真紀先生の講習会の端っこに顔をだし、ラウンドテーブルで石村先生や後藤浩子先生とかと一緒に話す…ということをやってきました。

 それで思ったのは、自分のやったことや考えていることをもう少し伝えられるようになりたいなあということでした。もしかしたら言葉ではなくてもいいのかもしれないのですが。

そして、これまた修論のように「そんなに大したことはしていないし…」と思ってしまいながら話していたのですが、後から色んな人と話していて思ったのは、その時の「想い」を、その場で深く丁寧に語ることによって、聴いている人も自分のことについて丁寧に考えたり出来る機会となるのかもしれないということでした。

 

ああ、つまり、私の当面の課題は、自分にも他人にも「それ、大したことやで!」と言えるように進むことなのかもしれません。今は、それがうまく出来なくてもどかしいのですが、もどかしさを抱えつつ、進みたいなあとちょっとすっきりしました。